印象的かつ歴史的なフィナーレ

1081.5p – 4シャンツェ・8本のジャンプのトータルスコアだ。第54回ジャンプ週間はアホネンが4度目、ヤンダが初の総合優勝で幕を閉じた。
「とにかく勝ちたかった。でも本当に成し遂げたなんて信じられないよ。」ビジョフスホーヘン戦の2本目を前にしてヤンダはわずか3ポイントをアホネンからリードしていた。「この優勝はもちろんファンタスティックさ。でもこの10年の代償ともいえる。」寡黙なヤンダが喜びを語った。
アホネンバイスフロクの記録に並ぶジャンプ週間総合4勝となった。「もちろん特別なことさ。だってイエンス(バイスフロク)は僕が子どものころのアイドルだったからね。」
総合優勝の副賞として日産の車がプレゼントされる。「ジープを友人にプレゼントすることにするよ。僕はカーマニアだけどスピードだが出るやつがすきなんだ。」とヤンダは語った。
アホネンは既に気持ちをフライング選手権に切り替えている。「とてもいい感じだけどフライングはまた別の世界だからね。」
一方ヤンダはフライング選手権への参加を決めかねているようだ。(!!)「フライングに出場したいかどうか自分でも良くわからないんだ。トレーニングの後に決めようと思う。」とヤンダは語った。

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順位の最高位がそれぞれ4位、6位が2度、8位、総合ではコッフラーの8位が最高に終わった。今シーズン最初のハイライトは”残念な結果“だったといわざるを得ない。加えワールドカップ11戦を終えたところで表彰台はエンゲルベルクのコッフラー1度のみ。しかし首脳陣は危機感を感じてはいないようだ。
「信じたくはないが、世界のトップから1マイル話されているといって良いだろう。しかしパニックになる必要はない。」インナウアー氏はコッフラー、モルゲンシュテルンの成果を挙げた。
来週にはクルムでのフライング選手権が控えている。インナウアー氏もポイントナー氏もジャンプ週間の結果にがっかりしている暇はない。「もちろん素晴らしい結果でジャンプ週間を終えたかったさ。でも今となっては過ぎたこと。でもこの“小説”はまだ終わってはいない。新しい章がまたはじまったんだ。フライング選手権という章がね。」とポイントナー氏。インナウアー氏も「もちろんもっと自信をつけてフライング選手権に挑みたかったさ。でもフライングは全く別ものだからね。」と語った。
「結果や順位には現れなかったけど僕らのムードはとってもいいんだ。みんなモチベーションを感じているしね。」と21歳のコッフラー。
2日間ビジョフスホーヘンでトレーニングを積んだのち水曜にバッド・ミッテンドルフ(クルム)へむかう。