• 「目標は初めての個人戦メダル」

「自分にプレッシャーを与えなければいけない。ケアレス・ミスを犯さない為にね」とモルゲンシュテルン。「残念ながら病気のおかげで(帯状疱疹)上手く準備が出来なかった。でもベストを尽くしたい。目標は表彰台さ。4位も25位も同じさ。興味がない。」と20歳のモルゲンシュテルン。「でも病気と(夏の)怪我のおかげでプレッシャーも少ないんだ。失うものがないからね。多分このことがアドバンテージだと思っている。」
モルゲンシュテルンは五輪での個人金メダル、五輪・世界選手権での団体金メダル。唯一獲得していないのが世界選手権の個人メダルだ。夏にサッカー中に怪我をし、先月は帯状疱疹に悩んだ。ただ「先月不運だったけど、そろそろ運が向いてくるころだ。」とモルゲンシュテルン。
モルゲンシュテルンの応援に両親、兄妹、友人、そして恋人のクリスティーナが駆けつけている。



ラージ個人戦はモルゲンシュテルン、シュリーレンツァウアー、コフラー、コッホの4選手が出場することが決定した。ただ団体戦には個人戦不出場のロイツルの起用が決まっている。個人戦出場4選手中誰が控えにまわるかは結果をみてからだ。
個人戦でのコッホの起用にインナウアー氏は「マルティンは向かい風を上手く利用できる選手だ。この大倉山にあっている。彼は20位かもしれないしメダル争いに加わるかもしれない。」
個人戦ではコッホのような選手が有利だ。ただ団体戦はわけが違う。より安定した選手が必要とされる。安定性という理由でロイツルの起用が早くも決定された。「ロイツルはとても安定した選手だ。どんなコンディションでもきっちりとベル。」とインナウアー氏。ロイツルは既に3個の団体金メダルを獲得している。
「マリシュ、キュッテル、アマン、アホネンあたりが優勝争いに絡むだろう。オーストリア勢ではモルゲンシュテルンとコフラーだ。」とインナウアー氏。シュリーレンツァウアーは大倉山独特の風に悩んでいるようだ。
ラージ個人戦出場選手
Thomas Morgenstern, Andreas Kofler, Gregor Schlierenzauer, Martin Koch