2003.11.18 シーズン開幕直前のビドヘルツル選手のインタビュー

Q:調子はどう?
Andi:僕らはとってもハードなトレーニングを積んだし、シーズンに向けてとてもポジティブな気分だよ。夏はとっても長かったね。やっと雪の季節がやってきたって感じだよ。他の国の選手と比べるとどうかってのを言うのは難しいな。僕らは何も隠すものがないって信じている。とにかくシーズンはすぐそこだってことだよね。
Q:あなたは力で飛ぶ方?今はどんなタイプ?
Andi:両方だよ。とにかく僕らはとてもハードなトレーニングを積んできたんだ。毎日ね。日曜 だけは休日だけど。トレーニングの成果は充分にでている。でも最後の実験は雪上で出さゃだけどね。
Q:昨シーズンは総合3位だったね。 今年は途中に大きなイヴェントがないね。今年の目標はどこにおいているの?
Andi:僕はもう何年もワールドカップの総合優勝を夢みているんだ。もちろん今シーズンもフラ イング選手権とジャンプ週間はあるけどね。でもこれらはいつもその時のコンディションに左 されるからね。ワールドカップシーズンずっと勝ちつづけるのは大変なことだよね。だって シーズンすうとコンディションを保つのはとってもとっても難しいからね。
Q:ライバルは?
Andi:もちろん各国の選手だち。特にフィンランドの4選手の調子はいいと聞いている。
Q:その選手の名前を教えてくれない?
Andi:いいよ。アホネン、キウル、リンドストローム、コッコネン。これらの選手は既に調子いいんだ。
Q:あれっ?マッチ・ハウタマキは?
Andi:もちろん彼も調子いいさ。でも彼はシーズンの後半にむけて調子を上げるタイプだね。 だから、誰がどうとかって言うのは難しいよね。誰だってシーズンの間に良い時もあれば悪いときもある。でも彼の能力の高さは昨シーズンのプラニッツァで証明されたよね。
Q:他のライバルの名前は?
Andi:ノルウェーの3選手、ロモレン、ペテルセン、ヨケルソイ。そしてスロヴェニア勢も良いジャンプをするよね。
Q:これらの国の選手とトレーニングしたの?
Andi:そう。僕らは最後にインスブルクでトレーニングしたよ。そのとき彼らのコンディションを知ったんだ。自分の目でみてね。もちろんマリシュのことを忘れてはいけない。他に4-5人の選手がいつも優勝に絡むんじゃないかな。
Q:ハンナバルトとシュミットは?
Andi:ハンナバルトはサマーでは今ひとつだったけど冬はきっと調子あげるよね。シュミットに関しては、難しいなぁ・・正直いって。昨シーズンも今ひとつだったし、サマーも・・・
Q:ドイツのヘッドコーチもシュタイアート氏に変わったしね。
Andi:うん。そのことで彼にもいい影響を与えているはずだよね。ドイツ勢はいつもいいジャンプをする選手が数人いるよね。サマーでも若い選手が台頭していたし。
Q:スーツの規則がまた変わったね。どう思う?
Andi:今から評価するのは難しいし、不利と言いきるにもまだ早いと思う。すぐに結果に結びつくものでもないしね。
Q:ほんと?
Andi:僕のタイプからいって・・僕はスピードと高さがあるんだけど、ぴったりしたスーツは不利にならないと思うんだ。 でも新しいルールができて・・それは100%最初から自分にあったものなわけがないよ。いずれにせよ時間がかかるよ。全てをポジテヴに捕らえられるようになるには。
Q:ルールに関して他の選手と話したりする?
Andi:べつに。ルールはFISの委員会で決められたことだもの。強くなって結果を残すだけだよ。ただ一つ言えることはね、スーツの新しいルールにしても体重の問題に関しても、軽い選手が良いジャンプをできるんだ。答えはかんたん。空中抵抗が少ないからね。
Q:何か願いはある?
Andi:もちろん。ルールがはっきり確定されれべいいなと思うよ。選手が追いついて行けるようにね。FISの役員は選手でなく会議に座ってルールを決定するんだしね。もしかしたら昔選手だった人だちかもしれないけど。。でも50年前だよ!彼らが飛んでいたのは。今とは全 然違うのにね。FISの会議には、例えば・・シュテファン・ホルンガッハーみたいな人間が必 要なんだ。彼は2年前まで選手だったし、彼ならまだ覚えているはずだ。選手がどう感じているか。どうなるのかってことを。