ロイツル選手インタビュー その2


Q:プラダゲートで団体優勝を経験しているね。この台は得意?
Loitzl:昨年勝っているとうことがこの台が僕らに合っていることの証拠だよね。50ポイントのリードを奪ったしね。ちょうどその時はチームのコンディションがとても良かったんだ。世界選手権をま間近に控えてね。もちろんオリンピックの台をしっかり知っていて、しかも勝った経験があるというのはいいことさ。でもそんなに単純にはいかないんだ。昨シーズンは上手くいった。だから今年も上手くいくという具合にはね。ヒンターツァルテンでは僕とモルゲンシュテルンが良いジャンプをした。ヘルバルトは彼のジャンプをすることが出来なかった。でも彼は冬までにはきちっと整えてくるはずだ。そしてプラゲラートに関して言えば風が大きく影響する。ヘリーに関しては悪いコンディションでも高い技術がある。もう一人の世界選手権メンバー・ビドヘルツルも良いジャンプが出来なかった。でも彼も高いレベルに達するはずだ。もし昨年のようなコンディションでチームが挑めたら間違いなく優勝候補だ。
Q:ポイントナー氏が世界選手権のときに『ロイツルには闘争本能が欠けている』と言ってた。それに対して何か付け加えることは?
Lotzl:よく言われるよ。。。でも今までと違う風に行動するのって簡単なことじゃないよね。僕らは何度か話し合って、お互いに理解できるところを見つけたんだ。つまり彼の言う意味がしっかり理解できたということ。
Q:年初に子どもが誕生したね。ジャンプに何かしら影響を与えている?それとも慎重になった?
Loitzl:いや。周りの環境はジャンプには全く影響を与えないんだ。僕はもともとジャンプが全てだとは思っていなかったんだ。多分ジャンプだけに生きているよりいいんじゃないかな。だって家に居るときは家族との時間だし、家を出れば試合に集中するんだ。
Q:今はまだ25歳だけど何歳くらいまで現役を続けるの?
Loitzl:もちろん断定はできないさ。でもゴルディが引退した。ヘリーは31歳だけど減益を続けている。東は34歳でまだ現役だ。多分30歳までは怪我とかがなければ問題なく飛べると思う。でもこれは僕がどうこうじゃなくって神のみぞ知るってとこだよね。もし僕がまだきっちり成果を残せて、モチベーションもあったなら30歳をす過ぎても現役でいるはずだ。
Q:じゃぁ引退後とか考えてないの?
Loitzl:全く。僕は立てた目標を達成する為に時間を費やしている。そして30歳までは何があっても現役を続けたい。僕にはまだ目標がある。団体メンバーとしては素晴らしい成果を残すことができた。でも個人ではまだ成果を残してない。僕は自分自身に期待している。そして目標を今後5年に達成すれば、30歳になって満足して引退できるかもしれない。でもまだ引退後どうするかなんて考えられないよ。