ゴットバルトインタビュー

Q:トニー・ザイラーは五輪で3つの金メダルを獲得しオーストリア歴代1位。そしてあなたが2位。
Gottwald:信じられないよ。僕はいつもメダルの数の統計だけを見ていたからね。でも今は、(金)色のおかげで上の方に上がったね。過去の偉大な選手と並んで嬉しいよ。そして(今回の五輪の)オーストリアのメダル獲得数もね。ほんとたくさんのトップ選手がいるよね。僕はただただ自分を誇りに思うよ。僕が言えるのは何年も一生懸命トレーニングしてきた。そして今はメダルを見て笑える。選手として最高の瞬間だ。
Q:あなたは頭痛薬すら飲まないと聞いたけど本当?
Gottwald:全く。だってドーピングコントロールを見てごらん?何もサプリメントなんか入らないんだ。ジャンプとクロカンの間にハニー・ブレッドとジュース、これで充分さ。きっちり食べなくてはいけないのは当たり前だけど僕はこのやり方で勝てるって分かっているからね。この方法が間違っていれば、競技の結果にでてくるからね。
Q:オーストリアのジャーナリストたちも今回の五輪の成功とバイアスロンチームのネガティブなニュースに翻弄されているけど。。
Gottwald:なぜ僕がラムサウに住んでいるか考えてみるといい。なぜ金メダルを獲得したか考えてみるといい。これでマイヤーがクロカンの財産を破壊したのは3回目だ。僕はこれだけははっきりさせておきたい。ジャンプと複合はトニー・インナウアーの管理下にあってバイアスロンクロスカントリーとは別のセクションだってね。(クロカンやバイアスロンとは)何の関係もない。僕にはなにも必要ないんだ。そして僕のこの方法で成功しているし、だからこそメダルが嬉しいんだ。
Q:長年の目標を達してしまって虚脱感がない?
Gottwald:今は虚脱感を感じていない。夏の間ずっと目指していたところに着いたんだからね。春には長い長いクロカンのトレーニングをしながらこのプラジェラートのことを目標にしてきたからね。団体で金メダルを獲得したとき、まだ何かいけそうな気がした。そして冷静さを保ったし涙も流さなかった。そして五輪チャンピオンとして呼ばれるのをイメージした。そしてそれが今日起こったのさ。4年間ラユネンがこの状況だったことを僕は見ていた。そして今度は僕だ。
Q:最後の質問。来年の世界選手権も出場するって宣言してくれるかな?
Gottwald:.多分、札幌の世界選手権にも出るよ。僕はまだハングリーだし競技への情熱もある。まだジャンプやクロカンのトレーニングが楽しいからね。でも決断を急ぐつもりはない。今は戻ってビールを飲めれば幸せなんだ。