• ビドヘルツルは世界選手権不出場

オーストリア人として最後のジャンプ週間総合優勝者であるアンドレアス・ビドヘルツルが札幌で開催される世界選手権に出場しない。「世界選手権にコンディションを持っていくことができないからさ。もうずっとコンディションを上げようと努力していきた。でも上手くいかなかった。先週のオーベルストドルフ戦の後、アレックス(ポイントナー氏)と話し合ったんだ。彼は次のワールドカップにも僕を出場させたいと思っていた。でも僕の考えは明らかだ。強い8人が出場すべきだとね。僕は少し休暇をとって、プレッシャーのない中で静かにトレーニングしたいと思っている。」今後はどうするのか?「(世界選手権後の)ノルディック・トーナメントからまた参加したい。最終戦のプラニツッァのフライングも大切だ。長期的には08年の世界フライング選手権を視野に入れている。ジャンプをやめるつもりはない。ただ少し戦いに疲れただけさ。」
ビドヘルツルにとっては2001年のラハティ以来2度目の“辞退”となった。しかし01年のエスケープとは事情が違う。「あの時とは違う。僕もSwiderも出来る限りのことを試した。そしてものすごいエネルギーを費やした。あと2週間でこの状況から抜け出すのは難しい。」とポイントナー氏。「人間的にもチームに大切な選手なので残念だ。」ビドヘルツルの今後に関しては「まだ燃え尽きていないはずだ。」と語る。
世界選手権までのKligenthal, Neustadt, Willingenでの残り試合でシュリーレンツァウアー、モルゲンシュテルン以外の出場選手を決定する。世界選手権には6名までエントリーできる。ひょとしたら将来を見据えて若い選手の起用があるかもしれない。
ワールドカップ出場選手
Gregor Schlierenzauer, Thomas Morgenstern, Martin Koch, Andreas Kofler, Martin Höllwarth, Wolfgang Loitzl, Arthur Pauli, Mario Innauer