「自分の持ち味を出したい。」今シーズンよりヘッドコーチに就任したディース氏は語る。「トレーニングプランは選手たちと話し合って決める。」チームの仲間意識を高めるためにモンブラン登頂に今年も挑戦した。「ワールドカップ、世界選手権両方とも良い成績を収めるだけの潜在力はある。」ビーラー、シュテヒャー、グルーバー、ゴットバルト4人とも調子は上々のようだ。

ゴットバルトはチームから離れスウェーデンで1人トレーニングを積んできた。「1週間だけ早く雪上トレーニングができた。僕の最後のシーズンにとって大きなアドヴァンテージであればよいと思う。最後のシーズンにモチベーションを高く感じているし、トップ選手として挑戦できることを嬉しく思う。

ビーラーは今シーズン表彰台の頂上を目指す。「ワールドカップでの1勝は大きな目標さ。」彼はこれまで通算で表彰台に6度乗っている。「でも自分にプレッシャーをかけるつのりはない。もしまだまだ上達していけばあとは時間の問題だよ。」と自信を見せた。夏の間にクロカンも上達したことが自信につながった。「でも僕はジャンプの方が優先だ。クロカンでは後退してしまうからね。ジャンプでの好位置につけることが大事だ。」


  • 今シーズンより複合チームのヘッドコーチに就任したディース氏へのインタビュー

Q: どんな感じか? どこに力を入れているのか?
Diess:複合競技に必要なことを学んでいる。私はもともとジャンプの出身だからね。もちろんジャンプの力を伸ばしてやりたいと思っている。これまでのところ上手くいっていると思う。
Q:クリストフ・オイゲン(クロカンのコーチ)とはどのように協力しているのか?
Diess:基本的には全て一緒にやっている。しかしボスは私なので最終決断は私が下す。我々は多くのことを話し合うし意見を交わす。クロカンについては彼から多くのことを学んだ。とても興味を持っている。
Q:どのように協力関係を築いているのか?
Diees: チームはいつも話し合いで結論を出している。あらゆる可能性を出して結論に至る。いろいろ協力していかなければならないしね。それにみんながみんなをよく理解しているしね。
Q:クロメシェク氏(前コーチ)とは連絡をとっているのか? 彼が相談役となるのがあなたの就任要件だったが。。
Diess:私は問題が沸くたびに彼とコンタクトをとっている。彼はサマーGPにも国内選手権にも来ていたしね。彼はまだまだ複合に興味があるんだと思うよ。しかしアドバイサーというのは適していないかもしれない。もちろん喜んで話をきくさ。でも私は私のやり方でいきたい。
Q:チームはクロメシェク氏がいないのをどうやって乗り越えたか。雰囲気は良さそうだが。。
Diess:全ては正直であることだ。オープンであることだ。選手たちも私たちが良いチームを作りたいということを理解しているし信頼してくれている。もちろん簡単なことじゃないさ。複合競技は世界レベルでとても均衡しているからね。昨年はワールドカップはそれほどでなかったが、五輪では素晴らしかった。今年はシーズン通して良い成績を出したい。
Q:大成功のあとだけにプレッシャーはあるか?
Diess:トニー(インナウアー氏)からはプレッシャーを欠けられたことはない。静かな状況で取り組めることに感謝さえしている。もし全く成績が残せなければプレッシャーが沸いてくるだろう。特に話し合ってはいないがもちろん結果は残したい。
Q:目標は?ワールドカップか世界選手権か?
Diess:フェリックス(ゴットバルト)のワールドカップ総合はもちろん可能性の一つだ。他の選手は別だ。なぜならもし世界選手権に調子を合わせたいなら、そのように調子を上げていかなければならない。
Q:若い選手はどうか。ジャンプ陣に比べて若いs選手がでてきていないが。
Diess:もちろん才能ある選手はいる。昨シーズンは残念ながら誰もワールドカップで角等を表すことが出来なかった。若い選手を育てるようにしている。例えばマルコ・ピッフルマイヤーをワールドカップ組に加えることにした。他の若い選手も一緒に練習させた。もしフェリックスが引退すれば大きな穴になるからね。
Q:ゴットバルトはチームにとってどれほど重要か?
Diess:彼はチームからプレッシャーを取り除いてくれる。なぜなら彼は調子を合わせるのが上手いからだ。でもチーム内では全く別の人間だ。我々は全ての選手に同じように注意を払うようにしている。でのもフェリックスはとても独立した選手だ。全くこちらが気にかける必要がない。
Q:開幕戦での目標は?
Diess:もちろん選手たちがどれだけやれるかは重要だ。でももし10位でも嬉しい。5位以内、3位以内ならなおさらだ。もし勝つことが出来ればモチベーションにもなる。でもシーズンは長い。クーサモで全てを出せるかどうかはさして重要ではない。

  • ゴットバルト選手のインタビュー

Q:調整の具合は?
Gottwald:複合選手はいつもいつもいつもジャンプとクロカンの両方の調子をあげなければいけない。もし勝ちたければクロカンとジャンプの両方でトップレベルにいなければいけない。僕はまずジャンプのレベルをあげなければいけない。僕は夏からずっと冬に向けてトレーニングしてきた。そしてその時がやってきた!
Q:サマーgPでの出来は?
Gottwald:サマーは夏のトレーニングの成果であってそれ以上のものではない。冬はクロカンだが夏はインラインスケートだ。ジャンプ競技とは違う。サマーはあくまでもサマーだ。クロカンは冬だけだからね。
Q:ワールドカップ総合はどれくらい重要か?
Gottwald:とても重要だ。素晴らしいシーズンの締めになるからね。
Q:世界選手権での金メダルはまだなので大きな目標なのでは?
Gottwald:もちろん大切だ。シーズンのハイライトだからね。僕は世界選手権とワールドカップ総合の両方を視野に入れている。
Q:引退のことは考えている?
Gottwald:何か別のことをやるべき時だよ!自分にとってつらくなったときが引退の時だと思う。だって複合がとても好きだからさ!でも決断をしなければいけない。僕は今年を最後のシーズンだと思って楽しむだけさ!
Q:肉体的にはもう数年できるのでは?
Gottwald:肉体的な強さは目標によるよ。目標を立ててそこに向けて準備する。僕は100%出来るときのみ続ける。だから今年はまだ続けられるんだ。でもずっとと言うわけにはいかない。
Q:引退後の予定は?
Gottwald:シーズン後はザルツブルク五輪招聘のことを考えたい。多分、ザルツブルクになると思うよ。もし決まれば素晴らしいことだよ。