• 2007.02.04 Neustadt

ノイシュタット戦はマリシュの戦勝で終わった。オーストリア勢はシュリーレンツァウアーが2位、インナウアーが自己最高の5位に入賞した。「もちろん今日の結果に満足しているさ。」とポイントナー氏。「この日はシーズン最高の出来の一つ」と選手たちを称えた。インナウアーは1本目の2位から5位に後退したものの「ワールドカップでもトップレベルの選手であることを証明した。」とポイントナー氏。
次のクリーゲンタール戦はモルゲンシュテルン・コッホが欠場する。かわりにビドヘルツルの参戦の可能性に触れた。「彼は今週一週間、スキーをしてリラックスできたと聞いている。調子がどうにせよ(試合に)来ることになるだろう。」
2)Schlirenzauer 5)Innauer 7)Kofler 8)Loitzl 22)Hoellwarth 39)Pauli

  • 2007.02.04 Zakopane

土曜から順延されたマス・スタート後半ジャンプに加え、スプリントが行われた。シュテヒャーが4位に入賞、クライナーが7位、ビーラーが9位に入った。「もしこれが世界選手権だったら4,7,9という順位にがっかりしていただろう。メダル・入賞を逃しているからね。でも今日のトップ15に5選手という結果に満足している。」とディース・ヘッドコーチ。
シーズン当初の転倒の影響もあり、まだ今シーズン表彰台に上がっていないシュテヒャーがシーズン最高の4位に入賞した。「自信を取り戻すことができた。きっちり走れる選手だということが証明できたからね。」この日のクロカンの成績は全体で3位だった。
ゴットバルトは昨日の12位に続きこの日も15位に終わった。「先週のトレーニングで少し疲れてしまった。」
Mass start
11)Rainer 12)Gottwald 17)Stecher 20)Kreiner 23)Klapfer 24)M.Gruber , Denifl 34)Pichlmayer 38)Bieler
Sprint
4)Stecher 7)kreiner 9)Bieler 13)Gruber 15)Gottwald 20)Rainer 23)Klapfer 25)Denifl 37)Pichmayer

  • 世界選手権複合代表選手

ザコパネ戦後、ディースヘッドコーチは世界選手権の代表メーンバーを発表した。ビーラー、ゴットバルト、シュテヒャーの3選手に加え、クライナー、ミヒャエル・グルーバー、ベーンハルト・グルーバーの6選手に決定した。
昨年の五輪に続いてデニフルは選考から漏れた。「デニフルが彼のポテンシャルを充分に発揮できていない。残念ながら彼は7番手と言わざるを得ない。もちろん心が痛む。他の国だったら充分に代表になれる選手だから。」とディース氏。
「世界選手権の表彰台争いは非常に競ったものになるだろう。それぞれが調子を上げてきている。」とディース氏は付け加えた。
選手たちはオーストリアに戻り個人トレーニングを行うことになる。もしかしたら10-11日あたりに1度合宿を組むかもしれない。
そして17日に札幌へ向けて出発する予定だ。

  • 2007.02.03 Neustadt

コフラーがマリシュに次ぐ2位に入賞した。「(コフラーのことを)誇らしく思う。彼の調子を戻すのに我々も出来る限りのことをしてきた。今日は彼にとっても大切な日になるはずだ。」とポイントナー氏。ザコパネ戦を休みリレハンメルでトレーニングを行った成果がでたようだ。
シュリーレンツァウアーは異本目の20位から8位に上がった。「いつも100%の出来ってわけにはいかないさ。僕は機械じゃないんだからね。今日の順位にも2本目で上手くいったことにも満足しているよ。」
インナウアーは自己最高の9位に入った。「初めてのトップ10だ。とても満足している。」
2)Kofler 7)Loitzl 8)Schlierenzauer 9)Innauer 13)Morgenstern 36)Kofler 44)Pauli 47)Koch

  • 2007.02.03 Zakopane

吹雪により後半ジャンプが翌日に順延された。「1日中ひどい天候だった。順延は正しい決定だ。この状況じゃ何も得られないよ。」とディースヘッドコーチ。
この日はチーム全体で板・ワックスの選択を誤った。クロカンの得意なゴットバルトでさえ、マンニネンから1分半遅れた。総合トップのビーラーは4分半の遅れとなった。
前半クロカン5)Gottwald 12)Rainer 18)Klapfer 23)Stecher 24)M.Gruber 30)Denifl 31)Kreiner 34)Pichmayer 40)Bieler

  • ビドヘルツルは世界選手権不出場

オーストリア人として最後のジャンプ週間総合優勝者であるアンドレアス・ビドヘルツルが札幌で開催される世界選手権に出場しない。「世界選手権にコンディションを持っていくことができないからさ。もうずっとコンディションを上げようと努力していきた。でも上手くいかなかった。先週のオーベルストドルフ戦の後、アレックス(ポイントナー氏)と話し合ったんだ。彼は次のワールドカップにも僕を出場させたいと思っていた。でも僕の考えは明らかだ。強い8人が出場すべきだとね。僕は少し休暇をとって、プレッシャーのない中で静かにトレーニングしたいと思っている。」今後はどうするのか?「(世界選手権後の)ノルディック・トーナメントからまた参加したい。最終戦のプラニツッァのフライングも大切だ。長期的には08年の世界フライング選手権を視野に入れている。ジャンプをやめるつもりはない。ただ少し戦いに疲れただけさ。」
ビドヘルツルにとっては2001年のラハティ以来2度目の“辞退”となった。しかし01年のエスケープとは事情が違う。「あの時とは違う。僕もSwiderも出来る限りのことを試した。そしてものすごいエネルギーを費やした。あと2週間でこの状況から抜け出すのは難しい。」とポイントナー氏。「人間的にもチームに大切な選手なので残念だ。」ビドヘルツルの今後に関しては「まだ燃え尽きていないはずだ。」と語る。
世界選手権までのKligenthal, Neustadt, Willingenでの残り試合でシュリーレンツァウアー、モルゲンシュテルン以外の出場選手を決定する。世界選手権には6名までエントリーできる。ひょとしたら将来を見据えて若い選手の起用があるかもしれない。
ワールドカップ出場選手
Gregor Schlierenzauer, Thomas Morgenstern, Martin Koch, Andreas Kofler, Martin Höllwarth, Wolfgang Loitzl, Arthur Pauli, Mario Innauer

  • 2007.01.28 Oberstdorf

ミヒャエル・ウアマンがドイツ勢として3年ぶりのワールドカップ勝利。
7)Morgenstern 10)Schlierenzauer 11)Kofler 14)Koch 19)Hoellwarth 26)Widhoelzl 42)Innauer

  • 2007.01.17 Oberstdorf

1本目でトップにたったモルゲンシュテルンだがわずか3.2ポイント差で通算3勝目を逃した。優勝したマリシュは今期初勝利、通算30勝目。
モルゲンシュテルンは現在風邪を引いている「ザコパネからさ。体全体が弱っているみたい。ジャンプの後空っぽになってしまう。でもそれがかえっていいのかなぁ。。」と冗談をこぼした。
シュリーレンツァウアーが表彰台を逃したことに関しては「我慢しなければいけない。でも風があったが転倒せず降りられてよかったよ。」とポイントナー氏。
2)Morgenstern 4)Schlielenzauer 7)Kofler 11)Koch 12)Hoellwarth 15)Innauer 34)Widhoelzl

  • 複合世界選手権出場選手

ゼーフィルト戦を終えディース・ヘッドコーチとインナウアー・ノルディック部長はビーラー、ゴットバルト、シュテヒャーの3選手を世界選手権の出場選手にノミネートした。残りの3枠をクライナー、ベーンハルト・グルーバー、ミヒャエル・グルーバー、デニフルの4選手で争うことになる。

  • 2007.01.20 Zakopane

ザコパネ戦でチェコの22歳・ヤン・マゾフが激しく転倒した。すぐに地元の病院へ運ばれたが頭部を強く打っており、集中治療室に入っている。容態は「重態でもし状況が少しでも悪化するようなら、別の病院へ移る必要がある」とザコパネ病院コシンシキ医師は語る。
 「試合コンディションは良くなかった。試合と基地外じみたショーのちょうどぎりぎりの線だった。1本目が終わった後、試合の続行について話し合われ、続行が決定した。」とポイントナー氏。1本目から風が強く、2本目は風の状況が更に悪化していたという。
5)Schlielenzauer 6)Morgenstern 13)Innauer 21)Loitzl 29)Pauli 42)Koch 49)Hoellwarth

  • 2007.01.20 seefeld

今シーズン限りで引退を表明しているゴットバルトが自身にとって最後の地元戦となるゼーフェルトで優勝した。通算20勝目、シーズン2勝目である。ビーラーは8位に入り、総合を守った。
「クロカンでは全て予定通りいった。そしてリードを広げることができた。でも最後はとても長く感じた。地元で勝ててとても嬉しい」とゴットバルト。
1) Gottwald 5)Stecher 7)Kreiner 8)Bieler 12)Druml 19)B.Gruber 21)Klapfer 22)Denifl 23)Pichmayer 31)M.Gruber

  • ザコパネ戦出場選手

ビドヘルツル、コフラー両選手ザコパネ戦を欠場し国内で調整に入る。代わって、インナウアー、パウリの2選手が加わる。フライングを欠場したシュリーレンツァウアーも再び加わる。
「ジャンプ週間の興奮から少し落ち着く時間が必要だった。でも今は試合に向けて準備は整っている。」と17歳のシュリーレンツァウアー。16歳のインナウアーは「僕のワールドカップ出場はこのザコパネ戦だけだと思っている。だから経験を積んで結果を残したい。
Martin Koch, Wolfgang Loitzl, Martin Hoellwarth, Gregor Schlierenzauer, Arthur Pauli, Mario Innauer

  • ゼーフェルト戦出場選手

地元ゼーフェルトで複合ワールドカップが開催される。今期3勝を挙げているビーラーはリーダージャージを着て出場することになる。ビーラーの好調について「ジャンプはとても素晴らしい。そしてクロカンも良い。クロカンに関しては大きな自信を得たんだと思う。」とディース氏。
「ゼーフェルト戦はとても大切な試合だ。世界選手権に出場する6選手を決めなければならない。」とディース・ヘッドコーチ。
Christoph Bieler, Felix Gottwald, Michael Gruber, Mario Stecher, Bernhard Gruber, Wilhelm Denifl, David Kreiner, Lukas Klapfer, Marco Pichlmayr, Tomaz Druml