クロメシェク氏インタビュー

クロメシェク氏は85年―95年までスイスチーム、95年からオーストリアチームでヘッドコーチとして働いている。この間、世界選手権・五輪でスイスに5つ、オーストリアに14個のメダルをもたらしている。

Q:この金メダルであなたの夢はかなったのか?
Chromecek:いや。夢というのは全く違うところにある。メダルではどうしようもないところにある。家族だ。私にとってより重要だ。
Q:オーストリアのコーチとして10年やってきて最後の栄誉といえるのではないか。なぜならあなたは退任を表明したから。
Chromecek:私が今シーズンで辞めることは確かだ。もう2年前にトニー(インナウアー氏)に後任を見つけるよう頼んだ。でも話が上手くいかず、再び責任を負うことになった。
Q:なんだか恨み話のようだが。。。
Chromecek:怒らずに別のプランを立てた。これはプライベートなことなので話すつもりはない。
Q:あなただけでなくフェルダー氏も退任予定だ。誰か後任の推薦はあるか?
Chromecek:それは私の仕事ではない。トニーがすでに探しているはずだ。
Q:他の役割でスキー連盟に関わる予定はあるか?
Chromecek:私はオフィスに座って仕事をするタイプではない。他国のコーチになるわけではない。個人的な理由での退任だ。
Q:最初に金メダルを確信したのはどの時点か?
Chromecek:マリオのアタックが決まったときだ。ゴールまで500mの時にで雪の上に座りこんだ。そして目を閉じてラジオに耳を傾けた。そしてマリオがトップでゴールに入った。素晴らしい瞬間だった。